他大学紀要の複写依頼で思うこと
毎日、ILLの複写受付業務をしていると
「あれっ、この雑誌また複写依頼きた」って思うものがあります。
ひとつではなくて、いくつかあって。
その中でもちょっと印象に残っているものを記録しておきます。
その雑誌は、同じ県内の某私大の紀要。
依頼される論文は毎回同じものではないけれど、同じときもある。
最近(2000年以降とか)の紀要の複写依頼がくると、リポジトリで公開されてないのかなあと一応確認するのですが、この大学はリポジトリはないみたい。
でも冊子体では所蔵しているだろうと思って、CiNii Booksで検索したところヒットしなかった。で、その大学のOPACで直接調べたら所蔵あり。(NACSIS-CATには登録してないのね)
また、ILLサービスは停止中のようす…*1
……ということで、ILLサービスを受け付けており、かつ複写料金も安い(ちなみに送料も安い!)そして他大学紀要でもバンバン受付してる当館に複写依頼がくる訳だ〜。
いや、別に私は他大学紀要の複写依頼がくるのがめんどくさい気になるわけではなくて。*2
毎月100件以上受付している中で覚えているくらい、こんなに複写依頼がきてるっていう事実を教えてあげたいなあと思うのです。
図書館に、そして論文筆者にも。
余計なお世話かなあ。
そんなこと思いながら日々業務しています。 。
わたしとポケファイのあれこれ。
今月は解約月(解約料が無料の月)ということで、イーモバイルのPocket WiFiを解約しました!
約4年のお付き合いでした。お世話になりました。
簡単にですが、Pocket WiFiとのあれこれをまとめておきます。
出会い
初めての端末は、GP01でした。
当時わたしは大学生で、長期休暇*1で実家へ帰るためにデータ通信端末の購入を考えていたのです。実家ではネット回線を契約していないので。
某大手家電量販店へ行ったところ、このGP01とネットブック両方の購入で、ネットブックが1円というキャンペーンをやっていました。*2
当初パソコンは買うつもりはなく、わたしが大好きなVAIOさんを背負って実家へ帰る予定だったのですが、小さいPCもあったら便利かもなあと思い、このセットを購入した次第であります。
圏外との戦い
さて、無事にPocket WiFiとネットブックを 携え、実家へ帰省。
電源をON♪‥‥‥‥
……!? お店のお兄さん、エリア範囲内って言ってたじゃん!!
お客様サポートに電話してみると「屋内だとそういうこともある」だそう。
まあそうだよな…*3
家中いろんなところに置いてみて、2階の出窓が一番良さそうだったので
そこに置いてなんとか使っていました。
まあ、一人暮らししているアパートには固定回線引いてたし
そんなに使うこともなく過ごしていました。
固定回線の解約
いつ頃だったか、記憶が曖昧なのですが
アパートでは窓付近に置かなくてもいわゆる「バリ3」でしたので
固定回線を解約し、Pocket WiFi の1本にすることにしました。
ということで、使い放題の定額プランへ変更。
iPod touchを購入したこともあり、Pocket WiFiを使う機会が増えました。
GP02への機種変更
次の端末は、GP02でした。
これはなぜだか鮮明に覚えています。
2011年の冬。都内の某大手家電量販店で、ぷらぷら見ていたらお兄さんに捕まりまして。
お話を聞いてみたら、GP02にした方が速いし、月額安くなるとのこと。
その場で契約し、お持ち帰りしました。
そして解約へ……
2013年12月。GP02の2年目、解約月。
GP02には特に不満は無かったのですが、あと2年は使えないなと思い解約を決心しました。
いろいろ調べてみると、「解約地獄」と言われるほど解約するのは大変だと…
とりあえず近所には解約のできるお店は無し。
ここを見て、電話で解約することに。
電話が混み合っているとかでかなり待たされました。*4
5分か10分か……
その間に自分の情報を入力することができます。
・端末の電話番号
・契約時に設定した暗証番号
やっとオペレーターに繋がり解約交渉へ。
オペレーター(以下OP)「お客様は…まだ契約したばかりですね?」
わたし「いえ、かなり長く使っています。」
OP「あっ……失礼いたしました。それでしたら、長くご契約してくださっているお客様のみにご案内しているプランがあるのですが、ご説明させていただいてもよろしいでしょうか?」
わたし「説明はお聞きしたことあるんですけど*5…解約でお願いします」
OP「承知いたしました。それでは解約のお手続きを進めさせていただきます。」
わたし「(なんだ。意外とあっさりじゃん………)」
待機中に情報を入力していたからか、手続きがどんどん進んだ気がします。
暗証番号とか忘れちゃってたら大変だったかも。
オペレーターは、感じの良いおじさんでした。
本来は郵送で書類のやり取りするのですが、おじさんの粋な計らい?で書類のやり取りを省略してくださいました。
明日いっぱいで解約、今月分は日割り計算、SIMカードは切り込み入れといてね、とのこと。
そして翌日、わたしはPocket WiFiとお別れをしました。
ILL受付業務についてわかりやすくまとめてみた
わたしが主に担当している業務「ILL受付」についてわかりやすく説明してみます。
「「図書館の人って、どんな仕事してるの?」」
カウンタでバーコード読み取っているだけではないのですっ!
ちなみに「図書館」と言ってもいろんな種類があり、また、規模によってもその仕事内容は変わってきます。ここでは、「中規模の地方大学図書館」を例に取り上げますのでその旨ご了承ください。
それから、わかりやすさを重視したため、詳しい説明は省きました。
専門用語も極力使わないようにしてあります。
はじめに
ILL (Interlibrary Loan) :「図書館間相互貸借」
『図書館情報学用語辞典』第3版によると
図書館協力の一形態で、ある図書館が、同一機関に所属しない図書館からの要求に応じてコレクション中の資料を貸し出したり、その複写物を提供すること
まあ、わかりやすく言い換えると、
「この本、うちにないんだけど、利用者が使いたいって言ってるから貸して!」でしょうか。
「貸して!」と言う人がいるならば、「貸してあげる!」と応える人がいるはずです。
前者を「ILL依頼」、後者を「ILL受付」と呼びます。
今回説明するのはILL受付…つまり「貸してあげる!」と応える側の業務です。*1
業務はシステム上でデータのやり取りをしつつ、貸出・返却の手続きを進めていきます。
# 下に登場してくる「わたし」は「受付担当者」のことを指します。わかりやすくするために「わたし」で表記します。
# これは一般的な推移です。このように進まないことも多々……
現物貸借(げんぶつたいしゃく)
簡単に言うと 「本の貸出」
1.他図書館「この本貸して!」
−書名や巻号などのデータが送られてくる。
2.わたし「わかった。調べてみるね。」
−書架に本を取りに行く。本の状態などから、貸出しできるか判断。
3.(貸出しOKな場合)
わたし「発送するよ。○月×日までに返してね。」
−本を梱包し、送料を確認。システム上でデータを更新する。
(貸出しNGな場合)
わたし「ごめんね、無理だった><」
−システム上で「謝絶」する。*2
〜郵便屋さんの活躍〜
4.他図書館「届いたよ!ありがとう。」
〜利用者に貸出〜
5.他図書館「返却するね。」
〜郵便屋さんの活躍〜
6.わたし「無事、戻ってきたよ!」
−本を確認。システム上でデータを更新する。元にあった棚に戻す。
以上が、現物貸借の流れです。
文献複写(ぶんけんふくしゃ)
簡単に言うと 「コピーの提供」
1.他図書館「この雑誌(本)の、このページをコピーして送って!」
—雑誌名や論題名、ページ番号などのデータが送られてくる。
2.わたし「わかった。調べてみるね。」
—書架に雑誌(本)を取りに行く。指定された論題が該当ページに掲載されているか確認。
—複写できる状態か、判断。
3.(複写OKな場合)
わたし「複写できるよ。発送するね。」
—該当ページを複写し、複写料金と送料を確認。システム上でデータを更新する。
(複写NGな場合)
わたし「ごめんね、無理だった><」
—システム上で「謝絶」する。*3
4.他図書館「届いたよ!ありがとう。」
〜利用者に引き渡し〜
以上が文献複写の流れです。
おわりに
ILL受付業務の概要を理解していただけたでしょうか。
相殺制度とかのお話をするともっと複雑になってしまうので、今回は省きました。
ILLは、とっても便利な図書館サービスです。
自分が利用している図書館にないからって、その資料を読むことを諦めないでだいじょーぶ。
ご期待に添えない場合もありますが、まずは相談してみてください。
ではでは。
新幹線通勤について語ってみる
新幹線通勤を始めて,ちょうど1年.
そこで,新幹線通勤の実態(笑)やこの1年間で感じたこと等をまとめてみようと思います.
通勤区間と時間
勤務先の最寄り駅*1まで2駅,約25分間です.*2
朝は7-8時台(下り),帰りは18-19時台(上り).まさに通勤ラッシュ時ですがこの1年間座れなかったことはありませんでした.
金曜日の夜や,長期休暇中(お盆や年末年始)は多少混みますが,奇跡的に座れました.*3
定期券代と通勤費
1ヶ月定期:約6万円
3ヶ月定期:約17万円
これに対し,通勤費の支給が「同じ区間の在来線6ヶ月定期の金額を半年に一度」となっています.つまり…
4月 約15万支給(在来線6ヶ月定期券の額)
↓
+2万払って,新幹線3ヶ月定期券を購入
↓ 4・5・6月を過ごす
7・8・9月 新幹線1ヶ月定期券を毎月購入
↓
10月 約15万支給
↓
+2万払って,新幹線3ヶ月定期券を購入
↓ 10・11・12月を過ごす
1・2・3月 新幹線1ヶ月定期券を毎月購入
↓
4月以降同様
まあ,結構な出費です.自腹で40万…ああ計算しなければよかったw
でも土日も利用してるし,区間内の在来線にも乗車できるのでお特感を感じてます.ちなみに定期券を忘れたり落としたりしたことはありません.こんなに高額なカード…無くしたりしたら恐ろしい><
確実に座るための豆知識
座れないことは無いのですが,確実に席を確保するためのあれこれ.
こだま号は1-7号車が自由席ですが*4,7号車から入って5号車くらいまで行けば空席があるはずです.
乗車する新幹線がまだ到着していない場合は,その駅の「改札口への階段に遠い側の列」に並ぶと良いです.降車する人と乗車する人の流れを一方向にする感じです.そのため,「遠い側の列」の方が長くなりますが,結果的には早く乗車できるのです.*5
新幹線の運転見合わせ
列車は天候状態や事故等で遅れや見合わせになることがつきもの.しかし,新幹線は案外 在来線よりも強いです.同じ区間の在来線は何度も遅れ・見合わせになったようでしたが,新幹線が運転見合わせによって始業時間に間に合わなかったのは1回だけでした*6.もちろん,わたしが乗車しない時間帯での見合わせはもっとあったと思いますが.
図書館の書架で本を探す
わたしは毎日のように書架*1へ行ってILLで受付した本を探しています.
「探す」と言っても,請求記号順に並んでいる*2のでその場所に取りに行くという感覚.
しかし,このような「希望の本を取りに行く」という行動も毎日やっているから*3こそ簡単に思えるのかもしれません.
利用者さんに「この本,棚に無かったんですけど」と言われ,行ってみると……あるじゃん!ということもしばしば.
ということで,わたしが普段やっている,図書館の書架で希望の本を探し出すときの順序について書いてみようと思います.
本があるべき場所にないことってあります.*4
でも,そんなときに慌てず,もうちょっと探してみましょう.
- 所蔵場所を確認
開架と閉架では大きな違い.洋書なのに和書のコーナーにあったり.分館所蔵だったり.
- 大きさを確認
OPACの画面に出てくる所蔵情報には,その本の大きさが書いてあることもあります.だいたい,30cm以上のものは大型本として別置されていることが多いです.その書架の一番下の段にまとめてあったり,大型本の書架にあったりします.
- 似ている,間違えやすい請求記号のところを確認
例えば 201.002の本が201.02のところに排架されていることも.*5
困難を乗り越え,希望の本を見つけ出したあと.
その本がほんとに求めていた本なのかという確認作業を.*6
その際に確認するものは「図書ID」です.タイトルではありません.図書IDです.バーコードに書いてある数字ですね.*7
このバーコードが間違っているということも考えられますが……
ここまでして見つからなかったら,職員に聞いてくださいね.
一冊一冊にICタグ入れたら,GPSとかでナビゲートしてくれるとか良いよなあ.
あ,むしろ自動書庫だったら本の方がこっちに来てくれるのかー
んーでも,わたしは自分から本のところへ行きたいかなw
それでは.
ビブリオバトル地区決戦主催団体を経験して
ビブリオバトル首都決戦の予選会・地区決戦を主催し,
先日無事に終えることができました.
ご協力いただいた皆さま,本当にありがとうございました.
まだ首都決戦が残っておりますが,私のお仕事は一段落,ということでこれまでの経緯や感じたこと等をまとめておこうと思います.
開催のきっかけ
県内では,ビブリオバトル首都決戦の予選会・地区決戦が未開催でした.ということで,ビブリオバトル普及委員の方からお誘いを受けたのが今年の6月.それから職場の上司に相談,図書館の学生モニター会議で紹介する等,活動を始めました.
悩みごと/主催団体について
もし,図書館主催とした場合,継続性も考えるとそれが図書館の業務として増えることになる.学生モニター主催となっても,その担当の係が何も関与しないという訳にはいかない.このような意見もあったため,私が代表となって主催団体を立ち上げることにしました.
(しかし,結果的に図書館には多くのご協力をいただきました…)
悩みごと/予選会だけ?地区決戦も?
ビブリオバトルの開催経験者はおろか,参加したこともない者ばかりだったので,初開催だし…まずは予選会だけやってみる?という話になりました.しかし,やるからには最後までやりたい!首都決戦に学生を送り込みたい!との思いが大きく,初開催ながら予選会から地区決戦まで開催することに.そして,ビブリオバトル普及委員会に入会したのが7月の終わり.その後すぐに地区決戦主催団体へエントリーし,採択されたのが8月の始めです.
広報手段
考えつくありとあらゆる手段を使って広報活動を行いました.
参加者募集の前に「ビブリオバトルとは何か」から説明しなくてはいけないのは大変でしたね…
感じたことは,やはり「公式」の力はすごいということ.そして,その力を利用しない手はないということ.今回の場合は「大学附属図書館」という公式の力です.無名の団体名称では参加者募集の広報もうまくいかなかったのではないかと.
具体例を挙げると,大学の事務局へ各学部の掲示板へポスターの掲示をお願いに行ったときのこと.「附属図書館の者ですが…」この一言で,この無名の団体はある意味「信頼できる」団体であると判断された気はします.怪しい団体のポスターを掲示することはできない,という大学側の考えも分かりますので…
さて,以下が広報手段として利用したツールです.
オンラインのものからオフライン,「公式」ではないと利用できなかったもの等々.順にまとめておきます.
<Twitter,Facebookページ>
ソーシャルメディアでの広報は経験があり,また自分自身普段から利用しているものだったので,各ソーシャルメディアの特性を活かした広報ができたと思います.
私の個人的な感覚なのですが,Twitterはリアルタイム性と拡散性を考えた広報に効果的だと思います.それを考慮し,Twitterでは予選会・地区決戦中の実況を主に行いました.また,関係者(県内の大学生など)をフォローしたり,多くの人にRTされることで拡散を狙いました.
しかし,Twitterの情報は流れるもの.そのため,情報を留まらせる広報をFacebookページで行いました.Facebookページは,公式Webサイトの代わりにもなります.「詳しくはFacebookページを!」と言うためにも開催情報や募集内容を詳細に書くようにしました.
Twitterに比べて,投稿できる文字数が多いことも利点ですね.
TwitterもFacebookも,不定期ながらこまめに更新するように心がけました.
ポスターが完成したらその画像ファイルと共に更新する.
前日には会場設営後の写真を載せる…
小さな変化でも更新するようにし,ただ「参加者募集中!」をアピールするだけのアカウントにすることは避けました.
「情報を発信し,興味を持ってもらう」
ビブリオバトルとは何か,から広報しなくてはいけない地区だったからこそ「募集中!」以外の情報発信は重要だと考えました.
<Ustream>
Ustreamでの配信は未経験で,予選会も地区決戦も満足のいく配信を行うことはできなかったと感じます.音声面に関しては何も出来なかったので,勉強不足でした.動画配信に関して詳しい人をスタッフにし,Ustream配信を全て任せるようにすれば私の負担も減り,他のことにもっと目を向けることができたかな…と思います.
<図書館内掲示物,ポスター>
会場であり,勤務先でもある大学図書館の館内に掲示物を貼らせていただきました.自分も「図書館の中の人」ではあるのですが,図書館主催ではない以上,企画書や利用申請書など必要な手続きはしっかり行いました.
とりあえず,まずは「ビブリオバトルとは何か」を周知させる必要があったため,絵の得意な職員さんに四コマ漫画を描いていただき掲示しました.立ち止まって見てくれている学生さんも多く,分かりやすい四コマ漫画にしたのは良かったなと思います.
予選会の日程が決まり次第,すぐにポスター制作に取り掛かりました.恥ずかしながらイラレとかGIMPとか使えないので,ワープロソフト(Word)です…
掲示場所は図書館内,学内にある生協,各学部の掲示板,そして後述する県内の大学図書館協議会メーリスでご協力くださった大学図書館です.それから,お昼休みにチラシ配りもしました.
<ラジオサークル番組>
学生モニターの学生さんが大学のラジオサークルに所属しており,是非ビブリオバトルの紹介をしたいというご連絡をいただきまして,喜んでお願いいたしました.番組内では,ビブリオバトルとは何か説明したあとに実際にビブリオバトルを行うなど,とても分かりやすく紹介していただきました.
<県内大学図書館協会メーリス>
これは本当に「公式の力」をお借りしたものです.
県内にある大学が参加しているメーリングリストに,ビブリオバトルの開催の告知を流していただきました.実際,県内では,読書会が盛んな大学や学生協働を積極的に行っている大学もあり,前向きなお返事をいただけたところもありました.ポスター掲示など,ご協力してくださった大学はありましたが,夏休み期間であり学生を集めることが難しく,他大学での予選会開催は実現しませんでした.
ややこしいILLのはなし.
日々のILL業務は,NACSIS-ILLというシステムによって
効率的に行われています.
流れをシンプルに説明すると
1.依頼館がILLレコード(データ)を作成
2.受付館がデータを受け取る
(2.5 謝絶すると次の候補館,または依頼館にデータがいく)
3.準備が出来次第,受付館はデータを追加(貸借本,文献複写の発送)
4.依頼館にデータが戻る(貸借本,文献複写の到着)
このような感じ.
しかし,実際はこんなシンプルにはいきませんね.
「NACSIS-ILL複写/貸借業務 状態遷移図」という
下敷きのようなシートをILL担当者なら一度は見たことがあると思います.
(※画像検索で出てくるのでご覧ください)
ものすごく…複雑です…
便利なんですけどね.たまに,ややこしい話になってしまうのです.
今日は,その「ややこしい話」を少しご紹介いたします.
上記の説明で言うと,4番まで終わった状態.
普通ならばここでデータのやり取りは終了です.
しかし,受付館が送付した複写文献に不備があり,
依頼館は「照会」という機能を使ってその旨を伝えました.
この操作で,データは受付館へと渡ります.
データを受け取った受付館は,その返信をするため,
ここでも「照会」の機能を使おうとしました.
しかし,間違えて「謝絶」してしまったんですね.
そのため,上記で言うと2.5
次の候補館へとデータが渡ってしまいました.
あらららら????
このように,データを受け取ったり返したり.
便利なんですけど,少しややこしくなっちゃうときがたまにキズ…
ちなみに,上記の件はNIIに対処していただきました.
いつもお世話になっております…お手数おかけいたしました.